これからの説明で一貫して伝えることの一つに、
英文=単語のイメージ+英文のパターンだという考え方があります。
例えば、読んでいる文に「りんご」と出てくればすぐに、
↑これを連想すると思います。
このように単語のイメージは読み手にビジュアル的な情報を与えてくれますよね。
そして、もう一つの英文パターンというのは構造的なものです。
こちらの構造の方はその文をどのように訳したらいいかを教えてくれる指針となってくれるもの。
ということは、単語をイメージでしっかり覚えて、英文のパターンを身につければ英語の理解度は格段にアップするということ。これは間違いありません。
いきなり英文パターンの紹介から入っても良いのですが、
基礎からしっかり英語ができるようになりたいという方のために、
今回はまずその下準備として大切な単語の種類(品詞)について簡単に触れておきます。
品詞を理解し、それぞれの機能が分かれば、英文パターンが早く理解できるようになりますので頑張っていきましょう。
ポイント: 単語の種類(品詞)について!
先程単語のイメージといった話の時に「りんご」という言葉が出てきました。「りんご」は名詞ですよね。
それではこの「りんご」を例にとって、
「それはとっても甘いよ」と言えば、
「それ」はりんごのことを指す代名詞、
「甘い」は形容詞
といった具合に分類することができます。
ここで出てくる「代名詞」や「形容詞」は英文のパターンを構成する要素となるもの。
木に例えるとすると、この「りんご」や「甘い」といった単語によって木の幹が形成され、それ以外(僕の解説ではM(追加情報)として解説しています)は枝葉の部分という感じです。
M(追加情報)は枝葉ですので、なくても文としては成立(完全文となる)しますが、
幹の部分を構成する要素は欠けていれば文として成り立たない(不完全文となる)くらいに思っていればここでは十分です。
それでは先に進んでいきます。
大きく分けて全部で5つある英文のパターン!
【英文の基本パターン5つ】
品詞の機能がざっくり理解できたところで、英文パターンの全体像を見渡してみることにしましょう。
現時点で全て分かるという方は今更と思うかもしれませんが、全然理解できないという方や、なんとなく学生の時に習ったような気がするという方も、心配ありません。
これから一つずつ大切な知識を学習していけば、上記の5つのパターンは必ずすぐに理解できるようになります。
そのためにも今回の「英文=単語のイメージ+英文のパターン」は大切な知識の一つ。
ゆっくり、そして確実に理解して英語の本質を捉えていきましょう。
おまけ(ワンポイント)
これからずっと出てくることになる(S)(V)(O)(C)(M)といった文法に 関する言葉の意味をまとめると以下のようになります。
- (S)→ 主語を意味する
subject の(S) - (V)→ 述語を意味する
predicate verb の(V) - (C)→ 補語を意味する
complement の(C) - (O)→ 目的語を意味する
object の(O) - (M)→ 修飾語を意味する
※modifier の(M)
※このサイトではより分かりやすくするため修飾語(M)を追加情報と呼んでいます。
また、形容詞の追加情報は<M>、副詞の追加情報は(M)として区別しています。
(※ < > と ( ) の記号の違いです。)
この違いもとても重要ですので、ぜひ頭の片隅に置いておいて頂くといいでしょう。
今回の内容は以上です!